阪神淡路大震災で犠牲になられた6434人の命に心から追悼をお...
2025/01/17
阪神淡路大震災で犠牲になられた6434人の命に心から追悼をお祈りします。
あの日から30年・・私は被災者です。
写真は震災の半年前の最後の家族写真です(お顔を隠してるのは現在活動されていない芸能人様)
父はこの一週間後に他界しました。
父は晩年アルコール中毒と酒乱で、ほとんど営業ができない状況でした。
店は見ての通りボロボロで汚く潰れかけていました。
貯金も生命保険もなく、他界後には飲み屋のツケの請求書しかありませんでした。
母と二人で葬式代も借金して店を再開した半年後に・・震災で店と実家が損壊しました。
父の他界後はお客様から「味が変わった!不味い!親父がおらんのやったら店を閉めろ」と罵声に近い叱責の日々でした。店は潰れかけていました。
そのために震災時に母も私も蓄えもなく・・無一文になりました。
絶望感しかありませんでした。
震災から二週間後にプロパンガスを借りることができ、損壊した店の前で水餃子を売り日銭を稼ぎ生きながらえました。
希望など全くありませんでした。
ただ・・あの日に見た聞いた犠牲者の方達の姿と叫び声
私と同じように全てを無くした人達の悲痛な顔と絶望の涙
みんな苦しんでいる。みんな立ち向かっている。みんな無理矢理にでも歩こうとしている。
被災者が被災者に勇気を与えていました。
店を再建できたのは、その時に無理やり笑顔を作って励ましてくれた同じ被災者の方達のお陰です。
「よりそう」心の大切さ
あの日から30年
「僕は元気に餃子屋をしています」